まっちゃん先生のコラム

コラム:左側の肩こり

先日、少しお手伝いをさせて頂いている「無分流打鍼継承会」の体験会がありました。鍼灸には、様々な手法や考え方がありますが、その中の「打鍼」という方法の中の一つの方法論を勉強できる会です。この打鍼の方法は、妊婦さんの体調管理や、刀傷などの外傷のケアに使われていたと言われています。
打鍼という針具を使用した方法は、いくつかあるようですが(私は詳しくないので……)、この無分流は、凝っているところや、硬くなっているところを「緩める」こと以外に、弛緩している部分を「締める」ことが出来るので、非常に面白い方法です。私はまだ勉強中なのですが、鍼灸師の方で興味がある方は、調べてみると面白いと思います。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は「左側の肩こり」についてです。
様々な状況が考えられますが、今の季節に起こりやすいもの紹介したいと思います。

左側の肩こりで、有名なのは、胃のトラブルから起こるものでしょう。胃潰瘍や胃がんなどで、左肩の肩こりが強いという話は、聞いたことがある人も、いるのではないでしょうか。
確かにそういうこともあるだと思いますが、今の季節(夏)は汗を多くかくので、東洋医学では「心」に負担がかかる季節なので、左の肩こりも「心」の問題から起こっていることが多いです。この場合、肩こりに伴って、左の背中も痛くなっていることが多いです。

「心」の状態が、あまり良くないと、「心」の症状の代表である、動悸や息切れや眩暈などが同時に起こっていることが多いので、鍼灸治療において判断することは、さほど難しくありません。

疲労が強いと、これらの症状は強くなることが多いので、疲れすぎには気を付けないとダメなのですが、寝不足も良くないことが多いので、注意が必要です。

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