まっちゃん先生のコラム

コラム:ばね指

今年の夏は暑かったですね。この数日、少し涼しくなってきましたが、10月くらいまで日中は暑い日があるようなので、体力面には注意が必要そうですね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は「ばね指」についてです。
 「ばね指」の症状が出るのは、いくつか原因がありますが、腱にコブのような変質が起こってしまっている場合は、針灸での対応には時間がかかります。また、一定以上の頻度が必要なことがほとんどです。  逆に、これに当たらないものであれば、針灸での取り組みは、一つの方法として考えてみても良いのではないか?と思います。

東洋医学では、「ばね指」のように固定された部位の動きに不具合が起こる場合、その部分の「経絡」の流れが悪くなっていると考えます。
 ですので、該当する「経絡」の流れを良くすることが、治療方針の大きな目標になります。
 また、「ばね指」は、筋肉や腱が関係することが多く、東洋医学ではこれらを「筋」と表現しますが、この「筋」は「臓腑」では、「肝」との関連が深いと考えています。
 また、肢体の動きには「陽気」との関係が深いと考えますが、この「陽気」は「督脈」という「経絡」との関係が深いとされています。この「督脈」の部位は、現代医学で言うところの脊柱の部位と重なるので、「督脈」の流れが良くないところの是正も考える、現代医学で言うところの、脊柱が歪んでいたりするところに注目もします。

「ばね指」は、打撲や過度に動かし過ぎてしまう場合などでも、起こることがあるので、私の考えは、最初は現代医学的な診断が必要と思いますが、東洋医学的な考え方も上述のように使用できるので、併用したり、思ったよりも治癒に時間がかかってしまったりしている時には、検討しても良いかと思います。

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