まっちゃん先生のコラム

コラム:できもの

すっかり年末になりましたね。今年の冬は暖かい日が多いので、まだ冬本番という感じがしませんが、この記事を書いている今日は12/21なので、今年も、もう10日を切っています。年末年始の感じが全くしませんが、少しづつでも年始に備えないといけませんね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回はデキモノについてです。
現代医学的に言うところの発疹ですが、東洋医学的にはいくつかの原因が考えられると言われています。大きく影響を及ぼす「臓腑」は「腎」と「大腸」と言われています。

現代医学っぽくイメージするなら、血液から余剰な成分が増えて発疹しやすくなるといった感じです。余剰な成分を血液から排泄するのは「腎」、吸収するのは「消化器系」ですが、その中でも「大腸」の関連が強いと言われます。腸内環境と皮膚状態の関連が深いと言われることがありますが、これを東洋医学では「大腸」と皮膚状況の関連が深いと表現しています。

また、別の考え方では「血熱」と呼ばれる状態になると発疹しやすくなることが多いとされます。「血熱」になる原因はさまざまですが、針灸治療においては上述の考え方が、比較的に治療に当たりやすいので、当院では上述のように考えて治療に臨んでいます。

「大腸」が関係するため、大便の状況が発疹にも関係することは明白ですが、これをもう少し突っ込んで考えれば、食事内容と腸内環境と「大腸」の状態と言うことになります。つまり、治療以外に取り組まなくてはいけない要素が大きいですが、逆に、そこは十分に取り組んでいる場合は、東洋医学的な考えを取り入れてみると、デキモノができやすい体質の方は改善の手立てが見つかるかも知れませんよ。

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