東洋医学という選択肢

第三章 自分で取り組める治療

1 体調管理の基本

基本的な体調管理は、飲食・排泄・睡眠・運動・休息

 体調管理を見直す上で考えてもらいたい項目は、飲食と排泄、睡眠、運動と休息です。
 体は食べた物や飲んだ物からしか作られません。体を構成するほとんど全ての材料は飲食物です。また不要になった物は排泄しなくてはいけませんので、大便や小便が正常であることも非常に重要です。そして、取り入れた原材料をどのように使うか、どこに配置するのかが運動や休息で決まります。睡眠は全体の微調節をしているように感じます。また、精神的な休息もしているようです。
 全体がうまく関係しあってバランスを取っているようなので、どこかが多少うまくいかなくても、他の部分でフォローしてくれます。しかし、極端にできていない場合、例えばロクなもの食べていないとか寝てないとかですが、そうなると全てがおかしくなってゆきます。全体的にぼちぼちできている事が大事なようです。

精神状態が悪くて体調が良いということは無い

 気分が塞いでいれば体調も優れないのが普通でしょう。無理に明るくしろとは言いませんが、体調を管理する一環に気分のコントロールも考えてもらいたいんです。
 気分が「塞いで」いるんですから開ければよい訳です。開けば何かが出てきます。
 運動して塞いでいるものが開けば、汗が出てきます。感動する映画を見て塞いでいるものが開けば、涙が出てきます。美味しい物を見つけて塞いでいるものが開けば、ヨダレが出てきます。こう考えると気分のコントロールは決して難しいものでは無いんです。

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