東洋医学という選択肢

第四章 専門家にお願いする治療

3 現代医学

現代医学は必須だが…

 現代医学は絶対に必須です。しかし、現代医学だけで判断すると言う事ではありません。
 どのような学問や方法であっても、得手も不得手もあります。現代医学が絶対的に正しいという意味ではありません。
 大きな情報になるし有効な治療手段もたくさんあります。しかし、不得手な部分に関して、要は現代医学では良く分からない事に対して、現代医学で考えてもしょうがないです。だって、不得手なんですから。

新薬についての参考情報

 MNDやALSは現在(2013年10月現在)、国内で新薬の治験が数か所で行われています。当院は病院ではありませんし、私は医師ではありませんので、紹介することはできませんが、いろいろな患者さんからお聞きしている情報があります。また現代医学の薬を使ってみたという情報もあります。
 現代医学的な評価は病院や医師にお任せますが、東洋医学的な評価や感想はお話しすることができます。

リハビリは可能ならプロの指導を

 大雑把に、どういうリハビリや運動訓練をした方が良いのかはお話しすることはできますが、やはり餅は餅屋、リハビリに関しては理学療法士などの、その道のプロに指導を受けた方がイイです。
 例えば歩行の仕方です。歩くことは普通の事ですが、普通すぎて改めてリハビリとしてやってみようと思うと難しいものです。今まで考えたことも無かった発見があったりするので、可能であればプロの指導をお薦めします。

サプリメントは薬ではないが専門的知識が必要

 ネットにはクレアチンが良いだとか、エルカルチンが良いだとか、いろいろなことが言われています。
 それぞれが効果としてどうなのかは私には分かりませんが、比較的簡単に入手できるからと言って、何の知識も無く、やみくもに使うべきではないと思います。
 体にある程度の反応を求める、つまり症状に対する治療効果を求めるのであれば、サプリメントであれ、薬とある程度は同じように考えるべきです。

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