東洋医学という選択肢

第五章 当院の治療

5 虹彩・スクレラで体質を知る

眼は口程に物を言う

 当院では、一般的な東洋医学的診察である、脈診や舌診、あるいは腹診など以外に、白目と黒目から体質を診断しています。
 元々弱い体質だとか、甘い物の食べ過ぎだとか、皆さんが思っているよりも、たくさんの情報が目に現れています。まさに、「目は口ほどに物を言う」です(笑)。

虹彩は生まれつきの体質、今までの生活による変化などが出る

 黒目の部分を虹彩と言いますが、虹彩は生まれつきの体質だったり、今までの生活から起こっている体の変化を反映していると言われています。ですので、虹彩には子供の頃の病気や数年前の大きな体調変化も現れることが知られているので、基礎的な治療方針を立てるのに非常に役に立ちます。

年単位で変化する

もし、虹彩に良くないサインが出ていると、これは体質の問題に近いので改善するのも少し時間がかかります。
 一般的には、虹彩が変化するには数年かかると言われていて、食事や運動などの基本的な生活習慣から考えてゆく必要があります。

スクレラは比較的最近の体調変化が出る

 白目の部分をスクレラと言います。虹彩もスクレラも今までの生活から起こっている体の変化を反映すると言う点では同じですが、反映される時間的な期間が違います。
 虹彩は生まれてから今までの状態を反映していると言えますが、スクレラはここ数カ月の変化が強く反映されると言われています。

数か月単位で変化する

 ですので、虹彩とは違いスクレラでは、数ヶ月単位で変化すると言われています。実際、スクレラの変化は早く、分かり易いので、自分自身での体調管理のデータとしても利用できるのではないかと思います。

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