東洋医学という選択肢

第一章 治療するということ

2 検査で全ての原因が分かる訳では無い

現代医学の診断は静止状態

 現代医学でのいろいろな検査は非常に重要です。現代医学的な検査は、血液のあるタイミングの状態を見たり、身体のあるタイミングの状態を画像で見たりします。様々な検査を通して情報を集めて体の状態を考えてゆきます。
 普通はこれで診断までたどり着きますが、そうならない場合もごく稀にあります。

動的な診断も必要

 MNDのように時間経過が診断に必要な場合、現代医学的な検査のみでは判断が難しくなります。現代医学の強みは、今このタイミングの状態を客観的にデータとして診ることができることです。反面、時間的前後関係を考えて主観的に診ることは苦手です。その部分は、東洋医学の方が一枚上手かも知れません。

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