肩こり・しびれ・ふらつきを一括りにしない考え方
「年のせいですね」と言われて、納得できなかったことはありませんか?
歳を重ねてくると、何かとしんどい症状が出てきますが、
「加齢現象ですね」
「様子を見ましょう」
「異常はありません」
と言われたり、自身で思ったりしますよね。
しかし、現実では、
「肩が重だるく、痛いような気がする」
「ひどくは無いけど、指先にしびれのような違和感がでる」
「もう慣れたけど、ふらふらすることがある」
などの不調が出ていたりしませんか。
→ これらは本当に“年のせい”なのでしょうか?
→ “年のせい”と一括りしていい話なのでしょうか?
▲「実は、見方を変えると“別の理由”が見えてくることがあります」
肩こり・しびれ・ふらつきは、同じ原因ではありません
この症状の全てが出る訳では無いと思いますが、現代医学的な指標では、比較的に症状が軽かったり、症状が固定されておらず強さは範囲などが不安定な場合、現代医学的な明確な診断がつかずに、“年のせい”と一括りにされてしまうこともありますよね。
よく“年のせい”一括りにされがちな症状
- 肩こり
- 手足の違和感
- しびれ
- めまい・ふらつき
- 力が入りにくい
- 疲れやすさ
→ 医療現場では、「加齢+血行不良+筋力低下」でまとめられがち
→ その通りではあるが、「加齢」が主体要素ではないことも多い
年のせいと言われやすい不調の例
① 肩こりが年々つらくなる場合
加齢によって年々肩こりがつらくなってくる。というのは、確かに、その通りなのかもしれません。しかし、本当に肩こりが続くのは加齢が主たる要素なのでしょうか?
加齢による筋力低下の問題以外
- 姿勢の崩れ
- 慢性的な呼吸の浅さ
- 精神的な緊張
→ 加齢以外の要素を主体として起きている可能性があるとは思いませんか?
② しびれが血行不良以外でも起こる場合
「年のせい」と言われてしまうような、しびれの主体要素は、血行不良のことが多いので、確かに加齢による血管変性(動脈硬化など)が主たる要素と言えるかもしれません。しかし、
血行不良だけでなく
- 神経の圧迫
- 神経の疲労
- 脳・脊髄からの信号の乱れ
が、加算要素として原因の一つとなっていることがあります。
→ 「加齢によるしびれ」は、諦める症状ではないです。
③ ふらつき・めまいがある場合
現代医学的に急を要する病気の可能性を想像させる症状なので、現代医学的にはしっかり調べる必要があります。しかし、そのような病気は非常に稀であるので、普通は違うことが多いです。そして、急を要する病気ではないが、原因はよく分からないということも多い症状の一つでしょう。
- 耳だけの問題とは限らない
- 姿勢制御が不安定
- 軽い脳神経系の不調が考えられることも
→ 急な病気の可能性は、現代医学的にしっかり検査しましょう
→ 現代医学の判定基準では「病気」とはならないが、症状がでることはあります
→ ふらつきや、めまいは、放置せずに何がしかの対処をしたほうがよいでしょう
異常なしと言われる理由とは?
現代医学では、診断が明確になるようにガイドラインという基準があります。この基準は、多くの人にとって非常に有用なものになりますが、次のような状況では少し話が複雑になります。
- 画像検査では異常が出にくい
- 数値で説明しにくい
- 複数の要因が重なっている
- 全身性な症状で“全体像”からの判断が必要
→ 現代医学におけるガイドラインという基準からは「異常がない」が「問題が無い」訳では無い
→ 診断が出ない以上、投薬や他の治療のリスクと改善のメリットの比較ができず、治療ができない
→ 結果、「年のせい」と言われやすい
鍼灸では「どこが悪いか」だけでなく「どう崩れているか」も見ます
鍼灸の特徴的な視点は、
- 筋肉・神経・姿勢・内臓を同時に診て考える
- 症状が出ている場所だけに注目しない
- 身体全体の「バランスの乱れ」を探る
鍼灸臨床で実際によくあるケース
- 肩こりの原因が「腰」だった
- しびれの原因が「肝」にもあった
- ふらつきが「頭の支え方」から来ていた
→ 「年のせい」で終わらせなかった結果、改善してゆく例は多い
まとめ
「年のせい」と言われたときに、知っておいてほしいこと
- 年齢と不調は無関係ではない
- でも、すべてを年齢で片付ける必要はない
- 症状には理由と経過がある
- 見立てが変わると、対処も変わる
こんな症状が続いている方へ
- 肩こりが年々強くなっている気がする
- しびれのような感覚の違和感が気になる
- めまい、ふらつくことが出やすくなった
- 「異常なし」と言われたが不安が残る
→ 一度、別の視点から体を見直す選択肢があることを知ってください
▲当院では、
- 脳神経系の症状
- 原因がはっきりしない不調
- 年齢などで片付けられがちな症状
に対して、丁寧な評価と鍼灸治療を心がけています。




