まっちゃん先生のコラム

コラム:アレルギー体質の東洋医学的な考え方

すっかり秋も深まりましたね。あと一週間もすると暦上では冬になります。これから本格的に寒くなるわけですが、鍋が美味しくなるので、ちょっと楽しみです。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回はアレルギー体質について東洋医学ではどのように考えているのか?について紹介してゆきたいと思います。

いわゆるアレルギー体質の多くは、東洋医学的には強い陰性体質のことが多いです。アレルギーによくみられる症状は、現代医学的には炎症性の症状が多いですが、東洋医学的には、炎症性の症状は陰性症状の代表ですので、元来、陰性体質の人が、なにがしかの影響でより陰性に傾いた時にアレルギー症状が起こると考えます。
つまり、この状態を改善させるには、陰性に傾いた原因を改善させるか、体調を陽性に傾けるようにするか、のどちらかです。

体質を変えるには、中・長期間をかけて少しづつ陰性体質を陽性に傾けてゆくわけです。これを、鍼灸でやっていってもいいし、他の方法でやっていってもいいです。
一般的には、食事がポイントになることが多く、その補助として鍼灸を取りいれて、体質改善の取り組みで起こる諸問題をフォローしてゆくのが良いと考えています。
というのは、飲食で簡単に陰性に傾いてしまうので、飲食を変えないで他の取り組みをしても、状況が変化しないことが多いからです。

それと、体質改善については、急激な変化をかけようとすると、大体失敗します。ダイエットでリバウンドするようなものです。これは、元来の陰性体質の人が、陽性の飲食物を多く摂り過ぎたりすると、一気に陽性に傾き、元の陰性体質に戻そうとする力が強く出てしまい、甘い食べ物とかが我慢できなくなることがほとんどだからです。

具体的な方法は、人によってかなり違いがあるので、ここでは述べませんが、アレルギー体質とはうまく付き合う方法を見つけるか、もし変えたいと思うなら、結構な覚悟が必要なことは知っておいた方がイイかも知れません。

まっちゃん先生のコラム
コラムカテゴリー