まっちゃん先生のコラム

コラム:翼状片

24節気の小雪も過ぎ、本格的に冬になろうかとしていますが、鍋が美味しくなる季節ですね。今年もみんなで鍋をつつくという訳にはいかないのでしょうが、今年は「野呂鍋」を食べてみたいです。(野呂鍋は、バナナマンがラジオで話していた鍋ですが、作り方とか知りたい方は、ネットで調べてくださいm(__)m)
ほうしょう鍼灸治療院の松田です。

さて、今回は「翼状片」についてです。 翼状片は、眼の病気の一つで、「白目の部分に異常に組織が繁殖してしまう病気」です。まず、この病気を疑った場合は、眼科を受診しましょう。現代医学に危険な疾患が隠れていないか、翼状片の影響で視力などに大きな影響を出していないか、など確認し、治療をする必要があるのかなどの判断が医師によって必要です。

上述の部分はとても大事ですので注意しましょう。

そして、他の改善方法を考えた場合、鍼灸からは次のように考えて改善を期待します。

東洋医学的に、この状態になっている患者さんは「大腸」に問題があることが少なくありません。東洋医学的には、「肝は眼に開竅する」と言われるので、「肝」が問題になることも少なくありませんが、翼状片のように、「実証」の類のものは「六腑」のトラブルのことが多く、「肝」と「昇降関係」にある「肺・大腸」に問題が出ることが多いのではないか?と思います。

とはいえ、この説明、なんだかピンとこないんですよね(笑)。
私の感覚では、血液の質が、ある種の状態になって、眼の代謝が悪いときに起こるのではないか?と思っています。そして、血液の質を決めている大きな要素は、現代学的にも肝臓、腎臓、そして腸内環境です。他の器官も、当然関わっていますが、東洋医学的治療を前提に現代医学っぽく解釈するなら、こんな感じかと思います。

この中で、どうやら腸内環境や大腸の状態の影響が大きいような感じがあります。
ですので、鍼灸では、「大腸」や「肝」や「腎」にフォーカスして取り組みをしてゆきます。しかし、「大腸」を改善しようとして鍼灸などをやっても、飲食生活がめちゃくちゃでは、まったく意味がありませんので、治療期間中は、飲食に気を付ける必要はあると思います。

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