まっちゃん先生のコラム

コラム:太もも前面の痛み

桜もすっかり終わりそうですが、家の周辺ではツツジが随分きれいに咲きだしています。治療院の周辺ではあまり見ませんが、何かいわれがあるのでしょうか…
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は太もも前面の痛みについてです。
現代医学的には大腿部前面、筋肉で言うと大腿四頭筋の部位になりますが、今回は東洋医学的な解釈を紹介してゆきたいと思います。

東洋医学では、大腿前面は「足陽明胃経」という「経絡」を中心に走行していると考えています。また、「気血が適切に流れていることで、身体の機能が正常に働く」と考えているので、痛みが出るのは、「気血の流れが正常ではない」状態ということになります。
また、同じ「陽明経」である「手陽明大腸経」の影響も「足陽明胃経」に出ると考えられています。
また、筋肉の問題は「肝」が強く関係するとも東洋医学では考えているため「肝」のトラブルも考えます。

つまり、大腿前面の問題は、「足陽明胃経」「手陽明大腸経」「肝」を東洋医学では治療対象として考えると言うことです。
更に、絞り込むために別の症状を考慮します。
例えば、右の大腿前面に痛みがある場合で考えてゆくのは、1)「右陽明胃経」や「胃」の問題の可能性、2)肝臓は右にあるので「肝」の問題の可能性、3)「左陽明大腸経」の問題の可能性、と考えてゆきます。

症状の改善は、ずばり痛みが出ている部位に施術してみますが、これでうまくゆかなかった場合、上記のように原因などを探って施術してゆくのが一般的かと思います。ちなみに、当院では同時に行いますし、他の診断方法も使ってゆきます。

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