まっちゃん先生のコラム

コラム:ガングリオン

お盆も過ぎ、この原稿を書いている今日は、少し暑さがマシになってきたような感じですが、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますので、もう少し、暑いが続くでしょう。旧暦では秋に入っていますが、自然界の陽気の減少と共に夏バテも増えてゆくので、冷たいものの食べ過ぎとか、胃腸に負担の多い飲食などは、夏バテしやすい人は気を付けましょう。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回はガングリオンについてです。
以前も取り上げたことがあるような気がしますが、鍼灸での治療方針についてご紹介します。

ガングリオンを治療するためだけに鍼灸院へ行く患者さんは、あまりいないと思いますが、ガングリオンは、東洋医学的には「肝」が大きく関係すると考えられています。
鍼灸治療においては、ガングリオンの治療は、「肝」に対する治療と、ガングリオン局所に対して治療をします。

お灸が我慢できる人なら、お灸で対応する方法もあります。「肝」に対する鍼灸治療が必須ですが、ガングリオン局所に直接お灸をします。その際、火傷をするくらい刺激を入れないと、変化しないことが多いです。お灸は、週2・3回は必要です。

顔面へできてしまったガングリオンは、強い刺激の鍼灸は使いづらいので、他の方法をつかいますが、ここでは省略します。

ガングリオンは、無痛のことも多いので、特に治療が必要ない場合も多いと思います。私も気にならないのであれば、痛い思いをしてまで、わざわざ治療しなくても良いような気がしますが、前述したようにガングリオンは「肝」の機能変調から起こることが多いので、最近ガングリオンができたという場合は、他にも何がしかの体調変化が起こっている可能性があるので、体調に気を付けた方がイイでしょう。

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