まっちゃん先生のコラム

コラム:心臓に関係する症状

この記事を書いている今日は、中秋の名月で、きれいな月夜です。東京にいると、このような日に月を見ながら団子を食べることも無いですが(笑)、せめてこのような日は季節を感じたいですね。
東京池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は心臓に関係する症状についてです。
東洋医学的に心臓が強くない体質の場合、汗をかく季節に体調を崩しやすい傾向があります。また、そのような体質の人は、夏バテにもなりやすい傾向があります。
それ以外には、乗り物酔いになりやすい傾向もありますが、これらは東洋医学的に「心」が弱いからです。

少し東洋医学的に症状の説明をしてみましょう。

旧暦の4月から6月は夏なので、五行では「火」です。五臓では「心」に相当します。
元々体質的に弱い五臓の季節になると、体調が悪くなることが多いので、夏季には「心」が弱い人が体調を崩しやすくなります。
「心」が弱い人は、五行で「土」を生むことができずに「脾」の病が出やすくなります。乗り物酔いで気持ち悪くなるのは、乗り物に乗ることで「心」が「気血」の運行を正常に維持できずに「脾」へ影響が出て起こります。

また、「心」が弱い人は、汗をかくことが弱い傾向にあります。これは、汗の材料は「血」で、体温調節のために発汗量を調節することは、「血」の運行を調整することにもなり、結果として「心」が「血」の運行をするために負担がかかるからです。

このようなタイプの方は、軽度な問題であれば、梅干しを食べると比較的に調子が維持できることが多いですが、そうでなければ、一度、相談してみるとイイと思いますよ。

まっちゃん先生のコラム
コラムカテゴリー