すっかり涼しいというよりも、朝晩は寒くなってきましたね。これから少しづつ寒くなってゆきますが、体調管理には気を付けましょう。私もこの時期は気を付けないと、マズイのでかなり気を付けています。
東京池袋のほうしょう鍼灸治療院です。
さて、今回は背部から腰にかけての痛みです。
背中側の肋骨の下縁を中心に、背中から腰にかけての範囲についてですが、この部位の問題は、東洋医学的にも「腎」が深く関係していることが、とても多いです。
実際に、話を伺ってみると、現代医学的にも腎臓に過去、問題があったりします。
この部位は、東洋医学では「足太陽膀胱経」の走行部位で、「太陽経」は風邪の時に影響を受ける経絡でもあるので、風邪を引くと腰痛が悪化することがあります。
また、「膀胱経」でもあるので、頻尿などの問題がある場合も少なくありません。
鍼灸治療では、「足太陽膀胱経」や「腎」などに対して治療をしてゆきますが、「腎」の治療は時間がかかることが多く、鍼灸治療以外にも、漢方薬の補腎薬を使ったり、食習慣も変えないと、一向に症状が軽減しないこともあるので、「腎」のトラブルは、かなり注意が必要です。
今回紹介している部位でのトラブルは、必ずしも「腎」の問題とは限りませんが、もし「腎」の問題だった場合、あまり簡単に考えない方がイイことを注意しておきます。