まっちゃん先生のコラム

コラム:生理不順

この数日、すっかり冬めいてきた感じになってきて、朝起きるのが寒くて辛くなってきました(笑)。併せて今年も一ヶ月を切りましたね。来年に向けて粛々とやるべきことを、こなしてゆきたいところです。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は生理不順についてです。
生理不順とは、生理周期が乱れることで東洋医学的には、早まることを経早、遅くなることを経遅、あまり法則が無く乱れることを経乱と言います。
様々な原因で生理不順は起こりますが、経乱では「心」もしくは「心包」にトラブルが出ていることが多いです。そして、「心」や「心包」が元来強くない人が、陰性の食べ物をたくさん食べていると、ほぼ間違いなく、何某かのトラブルが出ていて、その中に「経乱」が起こる人もいるといった感じです。

陰性の食べ物とは、砂糖が多く入っているもの、果物、酢の物、なす、とまと、たけのこ、キノコなどが代表的ですが、元来、陰性体質の人は、これらの食べ物が好きな人が多く、特に、ストレスなどで心身ともに強ばって陽性に傾くと、より陰性の食べ物が食べたくなるので、過食にはとても注意が必要です。

鍼灸では、「心」か「心包」もしくはその両方に対して診断に応じて施術してゆき、全身を整えるような施術も加えてゆきます。
ここでとても大事なのが、上述の飲食に問題がある場合、どんなに治療しても良い方向に変化しづらいことがあります。飲食の適切な量は人によって違いますが、多くの場合で皆さんが考えているよりも、許容量は少ないので、注意が必要です。

生理不順に関しては、現代医学的にもリスクが小さいと考えられている服薬治療が出てきているようなので、必ずしも東洋医学的な治療を優先させなくても良いような気がしますが、ご自身の生活環境や状況に応じて、うまく両方の医学を使ってゆくのが良いのではないかと思います。

まっちゃん先生のコラム
コラムカテゴリー