まっちゃん先生のコラム

コラム:冷え性

もう今年もあと数日です。旧暦でも明日から12月に入ります。この記事を書いている今日も、雨が降っていて底冷えする感じの寒さですが、これから本格的に寒くなってゆきそうですね。寒さで体調を崩さないように、年内も過ごしたいところですね。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は冷え性についてです。 冷え性と言っても、手足の末端が冷たくなる、もしくは冷たく感じるもの。体温が実際に低く、全身性に冷えているもの。ある特定の場所に冷えを感じるもの。などがあるように思います。
よく言う冷え性は、末端冷え性とも言われるように、手足の末端が冷えるものかと思います。

東洋医学的には、どのタイプも「陽気不足」が直接的な原因であることが多いです。
では、「陽気」と東洋医学で表現しているものは何でしょうか?

「陽気」とは、寒熱を「陰陽」で表現している場合は、温熱のエネルギーのことです。それ以外にも、エネルギーの方向性を「陰陽」で表現している場合は、求心性の現象のことも言います。つまり、東洋医学において「陽気」と表現した場合、「陽気」=温熱エネルギーではなく、「陽気」の意味の一つに温熱エネルギーもある。となります。

では、冷え性に話を戻しますが、冷え性の直接的な原因の多くが「陽気不足」であるとお話ししました。つまり、温熱エネルギー不足でもあるけれども、求心性エネルギー不足でもあると言うことです。
温熱エネルギー不足なら、発熱量が大きい飲食物を摂れば、変化する可能性が高いというのは想像しやすいと思います。
求心性エネルギー不足は、どのように対応したらよいでしょうか?
これに対しては、求心性の力を持った飲食物を摂る、もしくは、逆の作用の飲食物を摂らない、のどちらかです。この考え方に対しての対処法が「陰性」の飲食物を摂らない、つまり砂糖を控える。とされます。正確には、砂糖に限らないのですが、代表として砂糖がよく言われると言うだけです。
陰性や陽性の飲食物については、他のコラムなどで紹介できればしようと思いますが、未定です(スイマセンm(__)m)

鍼灸でも治療はしますが、上述の「陰性」の飲食物を摂り続けると、どんな治療をしても変化は難しいですし、それを無理やり捻じ曲げるような取り組みは、どこかに問題がでてしまう可能性が高いです。私が知る限りではありますが、この歪みは皮膚のトラブルに出ることが多いように感じていて、その治療に更に強い薬を使わなくてはいけなくなったりしてしまいます(薬を使うのが悪いという話ではありません)。
ご自身で取り組む場合は、あまり急激な変化を求めずに、少し長い目で取り組んでゆくのがイイと思います。

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