まっちゃん先生のコラム

コラム:後頭部痛

新年一回目のコラムになります。本年もよろしくお願いいたします。

2023年本年は、干支で言うと「癸卯」、訓読みすると「みずのとう」、音読みすると「キボウ」です。音読みの通り「希望」が見える年になるとイイですが、万事正しく道理を通して行動すれば発展してゆくが、これを誤ると反発を生み混乱すると言われています。もし本年をうまく乗り越えれば、来年は古い体制が刷新されて新たな変化が起こってゆくと言われますので、本年は特に「厚徳載物」では無いですが、「徳」を大事にしたいですね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、新年一回目のコラムは、後頭部痛についてです。
臨床では、よく見かける症状の一つで、後頭部から首にかけての痛みのことです。

様々な原因が考えられますが、鍼灸臨床では「腎」や「心」が大きな原因となっていることが多いです。「腎」の状態が悪くなると、「血」の状態が悪くなるので、「血」を多く使用する筋肉がたくさん関与する頚部にコリや痛みが出やすくなります。また、「心」の状態が悪ければ、「血」を循環する力が落ちてしまうので、同様に筋肉がたくさんある部位にコリや痛みが出やすくなります。

筋肉が多くある部位は頸部以外にもありますが、現代人はイスなどに座って作業することが多いので、頭を支えるために首の筋肉に負担が大きくなり、問題が出ることが多いです。

「心」の問題が強い場合は睡眠や左背中の痛みが併発することが多く、「腎」の問題が強い場合は慢性的な腰痛があったり、泌尿器の問題があったりすることが多いので、後頭部痛に合わせて起こっている症状で判断できると思います。

どちらの問題であっても、陰性飲食物の過食は状況を悪くすることが多いので、飲食には少し気を付けた方が良いと思います。具体的には、砂糖が多く入っているものとか、果物の過食とか、飲酒もそうです。
この手の食べ物がダメではないのですが、逆に何がしかの治療をしていても症状があまり変化しない場合、上記の飲食を摂り過ぎていると改善しづらいので、気を付けましょう。

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