まっちゃん先生のコラム

コラム:腹部を押すと痛む

新型コロナも落ち着いてきて、この記事を書いている今日を以って、感染法上の取り扱いが「5類」になったようですね。今年のGWは、例年並みに人の移動があったように感じます。もう気にしなくて大丈夫と言う話では無いですが、上手いこと付き合ってゆけるようになるとイイですね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は腹部の圧痛についてです。
腹部を押して痛みが出る病気は、すごく沢山ありますが、今回は、重篤な状態ではないという条件で、東洋医学的にどのように考えているか?の話をしてみたいと思います。

腹部を押して、場所にあまり関係なく痛みが出る人は、多くの場合、「陰性」に身体の状態が傾いていることがとても多いです。そして東洋医学的にも現代医学的にも主に「小腸」が浮腫んでいるせいで、押すと痛みが出るのではないかと考えています。

また、東洋医学的に「小腸」と「心」は表裏関係にあると言われ、関係性が深いとされているため、「心」の主な作用である循環器系の問題が出ることが多いようです。特にこのタイプで特徴的なのは、汗をかく季節、つまり夏になると眩暈を起こすことです。

飲食の偏向から、体の状態が「陰性」になってしまって、腹部の圧痛を出すことが多いのですが、元々の体質としてなりやすい人もいらっしゃるので、必ずしも飲食物だけのせいだけではないのと、元々体質が「陰性」傾向の人が、急に「陽性」に偏り過ぎた飲食物にすると、大体調子が悪くなるので、少しずつ徐々に取り組んでゆくのが重要です。

何かの症状で困っていて腹部を押すと痛い場合、これが変化すると、症状も変化するかもしれないので、もし、お困りの場合は、東洋医学的に取り組んでみることも考えてみても、良いのかもしれません。

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