まっちゃん先生のコラム

コラム:生理痛

うちの治療院は建物の5階ですので、温かくなってきてから良く出てくる小さな虫は、あまり出ません。年のせいで小さな虫があまりよく見えていないだけかもしれませんが……。しかし、この1・2週間、珍しく小さい虫を院長室で見かける気がしていました。どこから入ってくるのだろう?と思っていたら、網戸が破れていました(笑)。と、言うことで網戸の補修をしました。今どきは、アマゾンで2500円くらいで道具が揃うんですね~。ホントに便利な世の中になりましたね~。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は生理痛についてです。
 以前も生理痛についての考え方を紹介しているかもしれませんが、今回は、生活習慣(飲食や運動)と生理痛について、少しお話をさせて頂こうかと思います。

ます、体質などを紹介する時、私たちは良く「陰性体質」だとか「陽性体質」だとか表現することがあります。ここで言う「陰性体質」とは、弛緩する傾向が出やすい体質のこと、「陽性体質」とは、緊張する傾向が出やすい体質のこととします。
少し話がそれますが、東洋医学では「陰」とか「陽」とかを表現方法の一つとして良く使いますが、この表現に引っ張られ過ぎると、本来の意味が分からなくなりやすいので、その都度、「陰」や「陽」は何を表しているのか?を考えて解釈した方がイイです。ちょっとややこしいですが、慣れれば訳ないですから。

生理痛は、出血の際に痛みが出ることですが、出血させるためには子宮が緊張して血液を出さなくてはいけません。緊張する際に、うまく緊張できないと、過剰に力が必要だったり、無理をして引きつったりしてしまいます。その結果、痛みが出てしまう。と東洋医学では考えています。
つまり、生活習慣が「陰性」に傾き過ぎることをやっていると、上述の状況になりやすいと考えています。そして、「陰性」に傾き過ぎている人に良く見られるのが、甘いものの食べ過ぎなどの、陰性の飲食物の摂り過ぎです。

実際の生理痛は、今回紹介している「陰性」に傾き過ぎている場合以外にも、子宮筋腫などによって起こることもありますし、五臓六腑のどれかの不調や、経絡の不調などで、起こる場合も多々ありますので、あくまでも一例としてですが、まぁまぁあります。
この場合、「陰性」に傾く原因となっているものを止めないと、状況は改善しません。臨床的には、原因が一つではないことも多いので、甘いものだけがダメという訳では無いんですが、いろいろと取り組みをしても、頻繁にケーキとか食べられたら、正直、状況の良い方向への変化は、結構難しいです。

今回は、「陰性体質」と生理痛について書かせてもらったので、甘いものは良くないみたいな内容になってしまいましたが、「程度」によりますので、いろいろな事を考慮して、トータル的に考えてゆくのが良いと思いますよ。

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