まっちゃん先生のコラム

コラム:目の奥が痛む

今日もすっかり夏日和で暑いですね。梅雨も明けましたが、雨天時に使える傘ホルダーを紹介しようと思います。ちょっと前に患者さんから教えてもらったのですが、「GLIDER」というメーカー?のハンズフリー傘ホルダーで、リュックの肩の部分に取り付けて、傘ホルダーとして使用するものです。これを使えば、雨の日でも両手が使えるので、便利ですよね。雨天時に万能に使えるという訳では無い感じですが、うまく使えば、とても良いツールになると思うので、興味のある方は調べてみるとイイですよ。ちなみに、私はアマゾンで購入しました。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は眼の奥の痛みについてです。
眼がしら側の目の奥の痛みは、首の後ろのコリが強いときに良く起こります。これは東洋医学では、「足太陽膀胱経」という経絡が、眼がしらから後頭部に向かい、背部に向かってゆくことから、このルートのどこかに問題が起こって、眼がしら付近にも痛みが起こると解釈しています。
この「足太陽膀胱経」は、更に腰部を下って、足の方へ向かいますが、腰部のコリや、姿勢が悪いせい背中全体が凝っている状態でも、この「足太陽膀胱経」の流れが悪くなって、眼の奥の痛みが起こることもあります。

前述したのは、「経絡」とう視点から解釈した場合ですが、「臓腑」という視点では、「腎」と「膀胱」は関連が深いので、「腎」の具合が良くないと、眼の奥の痛みが起こることがあります。また、今の季節(記事を書いている今は夏です)で臨床的に多いのは「心」の具合が良くないときです。これは、「心」と「腎」は関連が深いことから、病理現象も「腎」と「心」は一緒に起こりやすいとされているためです。

眼の奥の痛みは、実際はもっと様々な要因から起こると思いますが、ここで紹介させて頂いた内容のものは、直接的には後頭部のコリが原因です。この、後頭部のコリが疲労などだけから起こっていれば、後頭部のコリを解消すれば、ここで紹介している眼の奥の痛みは、解消する方向に向かうと思います。しかし、後頭部のコリを誘発する原因が、別に何かあったり、その何かが複数あったりすると、単純に後頭部のコリを解消するだけでは、状況が落ち着きづらいのは想像にたやすいかと思います。そういう、複雑な状況が想像できるときには、東洋医学の考え方を使うと、状況改善の糸口が見えてきたりすることがあるので、うまく使ってゆくと良いのではないかと思います。

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