まっちゃん先生のコラム

コラム:動悸

すっかり秋めいてきて、朝晩は肌寒い日が増えてきましたね。気温差も大きくなって、季節も気温も変化が大きく、体調のコントロールが難しくはなってきますが、変化があることは、決してマイナス面だけではないので、プラス面を見つけて楽しんでゆきたいですね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は「動悸」についてです。
今年の夏は、暑い日が多かったので、東洋医学的に「心」が強くない人は、体調があまり良くない日が多かったのではないかと思いますし、今回取り上げる「動悸」も出やすかったのではないかと思います。

まず、「動悸」は様々な原因で起こり得ますが、突発的に起こるものは、基本的には病院へ行きましょう。元来、体質的に出やすい人もいると思いますので、そういう人は別ですが、循環器の問題は大きな問題である可能性があるので、病院で検査することが必要と考えます。

様々な原因がある「動悸」ですが、今回取り上げてみるのは、「小腸」からくる「動悸」についてです。

東洋医学では、「臓腑」には「表裏関係」という関係があります。特定の「臓」と「腑」の深い関係性を「表裏関係」と呼んでいますが、「心」の「表裏関係」は「小腸」です。
基本的には「動悸」は「心」の問題ですが、「表裏関係」である「小腸」も原因となり得ます。

東洋医学では、上記の理由から「小腸」も「動悸」の原因となり得ますが、現代医学的に考えた場合は、どうでしょう?

少し話がずれますが、夏の暑い日にたくさん汗をかきますよね?あの汗は、体のどこにあるのでしょうか?汗の原材料は血液ですので、血液の一部が汗として出ているはずです。時には、下着がびしょびしょになり、搾れるくらいに汗が出ることもありますが、そんなに血液の一部が外に出てしまったら、貧血にならないでしょうか?どこかに水分をストックしているはずですよね。そのストックしている場所が、東洋医学では「小腸」としているのです。恐らく、現代医学では小腸を含めた腹部だと思います。

つまり、東洋医学的に「小腸」の調子が悪いと、現代医学的に言うと、水分のストックが上手くゆかないので、血液量の調節が上手くゆかず、「動悸」が起こる。と、解釈できます。
この考えは、完全に正しいかどうかは、分かりませんが、当らずとも遠からずと言った感じではあると思います。

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