まっちゃん先生のコラム

コラム:不妊と五臓

すっかり冬っぽくなってきました。今年も残すところ一ヶ月を切っていますが、皆さん、やり残したことはありませんか?私は習い事を始めようと考えていたのですが叶わなかったので、来年は時間を作って新しいことを始めたいですね。ちなみに、来年の元日は天赦日と一粒万倍日が重なる日なので、物事を始めるのには良い日なのかもですが、赤口でもあるので、始める内容にもよるのかもしれませんね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は「不妊と五臓」についてです。
不妊などの生殖に関することは、東洋医学では「腎」が大きく関係すると言われています。と、言うよりも、現代医学的に言うところの腎臓と生殖器系などを含めた内容のことを東洋医学では「腎」と表現している感じです。

このことから、「腎」に何がしかの問題がある場合、不妊につながることがあります。

それともう一つ、「脾」も関連が深いと考えています。この「脾」というのは、現代医学的に言えば主に消化器系の機能のことですが、婦人科の問題、特に生理に関する問題では、東洋医学では「水」と「血」がポイントになると言われています。「脾」には「水」の流れを調節する機能や、「血」を生成する機能があると考えられているため不妊とも関係が深いと考えられています。ちなみに「腎」はこの考えを使うと、「水」と「精」と関連が深い臓腑であるからとも言えます。

通常の不妊治療に併せて、もし、東洋医学的に「腎」や「脾」にも問題がありそうな場合は、東洋医学的に改善を図ると良いかも知れません。
ちなみに、「腎」の症状は、頻尿や難聴や腰痛、「脾」の症状は貧血や胃腸虚弱が代表的です。

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