コラム：めまいと頭痛と手の震え　｜　まっちゃん先生のコラム

2024年新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
本年は干支で言うと、『甲辰』の年です。音読みすれば「こうしん」、訓読みすれば「きのえたつ」となります。干支にはそれぞれ意味がありますが、今年は「いろいろな抵抗や妨害と闘う努力をしながら慎重に革新の歩を進めることが大事」と言った感じの内容です。進む道は決して楽な道では無いのかもしれませんが、正しい歩みをすれば、きっと良い未来が待っているはずです。簡単な事ではないですが、可能なら楽しさを見つけて頑張ってゆきましょう。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて今回は、めまいと頭痛と手の震えについてです。
この三つの症状が出る可能性がある五臓は「肝」か「心」が多いです。場合によっては両方の臓腑が問題を持っていることもあります。

「肝」の問題が大きい場合、めまいは立ち眩みのような短時間の場合が多く、頭痛は比較的に強いものが多いです。手の震えはピクつくような場合が多いです。
「心」の問題が大きい場合、めまいは車酔いのような感じに時間的に長いことが多く、頭痛も頭が重いといった感じの場合が多いです。手の震えはいわゆる震えるって感じです。

しかし、「肝」の場合も、「心」の場合も長期に症状が出ている場合は、単純な話ではなくなってしまっていることが多く、また、飲食に問題が見られる場合もあるので、飲食についても考える必要がある場合もあります。

現代医学的な診断が付かない場合、東洋医学的に上記のように考えてゆくと何がしかの対応策が見つかるかも知れませんので、この三つの症状は現代医学的な状況把握を優先する必要があると思いますが、必要に応じて東洋医学的な考えも取り入れてみても良いかも知れません。