まっちゃん先生のコラム

コラム:まぶたの痙攣

先日の雪は結構降りましたね。あと数日すれば春節なので、暦上は春になるわけですが、まだまだ寒い日がありそうですね。寒いと鍋が美味しく食べられますし、寒いうちに身体が温まるものを楽しみましょう。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回はまぶたの痙攣についてです。
まぶたの痙攣は、現代医学的には疲労や精神的ストレスなどで起こると考えられています。

東洋医学的には、まず、眼の周囲は、多くの「経絡」が関係していますが、その中でも「足少陰腎経」や「足太陽膀胱経」という「経絡」の関係が強いとされます。
また、「臓腑」の観点から考えた場合、痙攣する症状は、東洋医学では「風」の症状とされるので、「肝」が比較的に関係が強いと言われます。
専門的には「血虚生風」と言われる状況と「熱極生風」と言われる状態があります。「血虚生風」は簡単に言えば、疲労などで弱って「風」の症状(つまり痙攣など)が起こること。
「熱極生風」は熱が強くなって「風」の症状(ここでは癲癇のようの重篤な症状のことを指します)が出ることですが、その前段階で、まぶたの痙攣のような、軽度な「風」の症状が出ることもあります。
また、熱が強くなるといっても、いわゆる発熱ではなく、精神的なカッと怒るようなものも含まれるので、精神的ストレスなども種類によっては含まれます。

考え方は現代医学と東洋医学とでは、多少の違いはありますが、上述のように関連は結構あるので、両方の角度から検証して、改善する方法に取り組んでゆくのがイイと考えています。

ちなみに鍼灸治療では、「臓腑」でいうと「肝」や「腎」に対して診断・治療を考慮し、「経絡」でいうと「足太陽膀胱経」に対して診察・治療を考えてゆきます。

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