まっちゃん先生のコラム

コラム:四十肩・五十肩

春分も過ぎ、すっかり日が長くなってきましたね。とは言え、まだ寒い日もありますから、体調管理には気を付けましょう。三寒四温というくらいなので気温差や気圧差が激しいですが、そのおかげで桜が咲いたり、山菜やタケノコが食べられたりするのでしょうから、上手くイイ所を生かしていきたいですよね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は四十肩・五十肩について臨床的に思っていることを少し書こうかと思います。

四十肩や五十肩は、現代医学的には肩関節周囲炎と呼ばれます。病名の通り、肩関節やその周囲の組織で起こる炎症性疾患の総称として使われています。五十肩と言ったり、四十肩と言ったりするのは、昔は五十歳くらいになると、よく起こる症状だったので、五十肩と言われていたようですが、五十歳より若くて発症した人に五十肩というと年寄り扱いしているように聞こえるからという理由で、四十肩とも言われるようになった。と昔、聞いたことがあります。(真偽は分かりません(笑))

肩関節周囲炎は、発症後、つまり痛みや動きづらさなどの症状が出た後に、適切に処置すれば、回復までの期間は症状によって違いは出ると思いますが、ちゃんと回復するのが普通だと思います。

しかし、症状が出ていても、肩関節周囲炎は特定の動作によって痛みが誘発されることが多いので、逆に言うと、その動作さえしなければ痛みが起こらないか、軽度なので放置されてしまうことがあります。その結果、状況が悪化します。(ちゃんと対応していても悪化することはあると思います。例えば、炎症が強いのに休む時間が取れなかったり、避けられない飲食の付き合いがあったりすると状況が悪化してしまうこともあると思います)

私の臨床的に、状況の悪いパターンはいくつかあって、簡単には治らないものは、肩甲骨と肋骨の間にある肩甲下筋という筋肉が強い炎症をして、筋膜などの組織が炎症の結果、癒着してしまった場合です。他の部位でも癒着してしまうと、簡単には改善しませんが、肩甲下筋はアプローチが難しい位置にあるので、より厄介です。

それともう一つ、肩の動きが悪くなったり、ある動作で痛みが出たりするようになって、数か月とか放置した結果、肩峰部のやや下方に痛みが出たした場合は、非常に良くないです。良くないと言うのは、この部位は、肩甲骨の肩峰という部位と、上腕骨頭部の間を棘上筋の腱が走行していますが、この部位が周囲の筋肉の緊張などから狭くなって、棘上筋腱にあたって擦れた結果、炎症して痛みが出ます。
それだけなら、まだいいですが、擦れた結果、腱が切れてしまうことがあります。こうなると、本当に大変です。普通に考えれば、いきなり完全断裂はしないはずですし、一部でも断裂すれば炎症して痛みが強くなるはずです。そこで処置すれば、完全断裂までには至らないはずです。

具体的な取り組み方は、現代医学的にやる方法もありますし、鍼灸に取り組む方法もありますし、リハビリ的に自身で行う方法もありますので、ちょっと調べてみるか、病院や治療院へ行ってみたほうがイイでしょう。

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