コラム：片側の手足にしびれ感が出たときに試してみて欲しいこと　｜　まっちゃん先生のコラム

このコラムを書いている今日は、東京は大雨です。今年の春は近年には珍しく、春の嵐と言いますか、春の天候の変化が大きいですね。本来、春は天候の変化が大きい季節ですし、そうでなくては自然の摂理として良くないんだと思いますが、そうは言っても、気温や気圧の変化が大きいと体調を崩しやすいので、体調管理には気を付けましょう。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は「片側の手足にしびれ感などが出たときに試してみて欲しいこと」についてです。

片側に症状が急に出る病気として一番気にしなくてはいけないのは、脳血管障害です。脳梗塞や脳出血やくも膜下出血などが該当します。ちなみに、東洋医学では「中風」と呼ばれます。
片側の手足に出た症状が非常に軽度であっても、基本的には病院を受診する必要があります。場合によっては救急車を呼ぶ必要もあると思います。

ただ、病院へ行く前に、もしくは、救急車が来るまでの間にやってみて欲しいことがあります。

それは、「後頭部を豆腐で直に冷やす」ことです。

もし、脳梗塞や一過性脳虚血状態であれば、冷やすことで気持ちよく感じるはずです。その場合は、そのまま冷やし続けてみてください。

逆に、気持ちよく感じずに寒さが酷くなったり、変ないびきをかくようなことがあれば、すぐに止めます。その代わりに温めます。生姜があれば、生姜シップがベターですが、季節によっては無いと思いますので、とにかく温めます。

冷やす理由ですが、豆腐を用いて冷やすことで、脳内の炎症を悪化させないようにできると考えているからです。もしかしたら、現代医学的には表現として正しくないかも知れません。
あくまでも私の印象としてですが、脳梗塞後の炎症が抑えられるような印象です。しかし、冷やす際に氷嚢や水枕のようなものではうまくゆかないことが多い印象があるので、豆腐を使うことがポイントだと思います。

残念ながら私の勉強不足で、科学的な根拠などを示せませんが、臨床的に効果が良い印象なので、使ってみても良いのではないかと思います。