新しい治療院へ移って二週間が経ちました。
が、まだまだ慣れないことばかりでバタバタした毎日を送っています。
うちの治療院の前にジンギスカン屋さんがあります。ジンギスカンといえば、ラムかマトンですよね。
私が研修していた天津では特に冬になると羊のしゃぶしゃぶを良く食べます。
これは、羊の肉には身体を温める作用が強いと考えられているからで、特に新鮮な羊の肉は臭みもほとんどなくて、とても美味しくいただけます。
日本に帰ってきてからも何か所かで羊のしゃぶしゃぶを食べていますが、まだ天津で食べたような味のものは出会っていないですね。ちなみに、目の前のジンギスカン屋さんは美味しいですよ。
もう何回か行っていますが、冬限定のしゃぶしゃぶもお勧めですね。
治療院の周辺には美味しそうな食べ物屋さんが沢山あるようなので、
少しずつ周辺のお店も紹介してゆきますね。池袋・目白のほうしょう(蓬松)鍼灸治療院の松田です。
さて、今回のコラムは春になって朝早く目覚めてしまうことが多くなってしまう話です。
実は、この時期に出やすい症状というのがいくつかあります。
最近のうちの治療院の傾向は腰痛が多いですが、他にも足がつりやすくなったりもします。
実は東洋医学的にはすべて同じ原因が関係しています
それは・・・
「春」だからです。
なぁんだ。と言われそうですが、これが結構おおきな原因の一つになっている場合が多いのです。
春は東洋医学では「肝」に関係すると考えられています。
この「肝」には身体のいろいろな機能を活発にさせる作用があると考えられています。春になって肝のこの機能が活発化してくると、冬の時期よりも早く目が覚めるようになります。
ある種、自然な変化といえるので体調に悪く作用しなければ何も問題はないです。
問題は、早く目が覚めてしまうことで体調が悪くなってしまう場合です。
いくつかの状況が考えられますが、臨床で良く見かけるのは、朝から疲れた感じがしている、寝ても疲れが取れないものです。
これは、「肝」の機能が落ちてしまって起こっていることが多く、
「肝」の使い過ぎによるものがとても多いです。
現代では、スマホをしょっちゅう見て目を使いすぎています。
これは東洋医学的には「肝」のエネルギーを使います。
また、良い意味でも悪い意味でもストレスがかかれば、これも「肝」のエネルギーを使います。また、食べ過ぎもそうです。
東洋医学的には胃腸が順調に動くためには「肝」のエネルギーが必要だと考えていて、食べ過ぎることによって「肝」のエネルギーを使いすぎてしまいます。
特に多いのは甘いものの食べ過ぎです。
疲れてくると甘いものが食べたくなる人がいますが、適量以上に食べてしまい「肝」を疲れさせてしまいます。
鍼灸治療で「肝」の機能を正常化させるように治療することで改善の方向に向けることは簡単ですが、それ以上に使ってしまっていては状況は良い方向には変化してゆきません。
朝早く目覚めてしまうことが気になったということは、それが自分の体調を見直す良い機会だととらえて、一度鍼灸治療などを受けてみて、体調コントロールできるようになってみるのも良いと思いますよ。