今年はまだ5月なのにすっかり夏のような日が続きますね。旧暦ではもう夏(旧暦は4月から夏)なので暑い日がちらほら出てくるんでしょうが、まだ、体が慣れないので体調を崩しやすいですね。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。
鎖骨の下の外側、つまり、腕の付け根のあたりが痛いと訴える方が時々いらっしゃいます。
鍼灸医学では、ちょうどこの部分に「中府(ちゅうふ)」というツボがあり、このツボは、東洋医学的に「肺」の状態をよくあらわすと言われています。
東洋医学では、「肺は気をつかさどる」と言われていますが、「肺」の不調は、「気」の不調につながります。このツボ付近に痛みが出ているときは、肺の不調を考えます。つまり、気の不調があると考えますが、もう少し分かりやすく言うと、何となく調子が悪いといった感じです。慢性疲労症候群や、不定愁訴症候群などが少し近いかも知れません。
鍼灸治療では、「肺」を主として治療にあたってゆくのですが、ちょっと治療に時間がかかることが多いような印象があります。
時間がかかってしまうときは、食事療法や運動療法などを合わせて行ってゆきますが、ポイントは、陰性食の代表である砂糖や果物の食べ過ぎに注意することと、ウォーキングやラジオ体操などの運動を日々、少しづつで良いのでやるようにすることが大事なようです。