新年あけましておめでとうございます。本年もほうしょう鍼灸治療院をよろしくお願いいたします。
本年は戊戌(つちのえ、いぬ)が干支です。多くは旧暦で考えることが多いので、2月中旬の春節以降の干支が戊戌ということになりますが、まぁ、細かいことはイイでしょう(笑)。
この、戊も戌も、生い茂る意味があり、また、茂って多くなり過ぎたため、良いものを残して間引くという意味もあるようです。また、五行で言うと共に土で、土には万物を育てる意味があり、変化の意味もあります。いろいろな解釈ができますが、身の回りの物を断捨離するなども当てはまるでしょうね。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。
さて、今回のコラムは「首が痛くて動かせない」についてです。
首が痛くて動かせないと言えば、寝違えが一番よく見かける状態ですが、一般的には筋肉の問題が強いことが多いです。
寝違えは、東洋医学では「落枕」と呼びますが、その原因は、「風寒の邪によって経筋が障害を受けて発症する。」というのが一般的です。
何を言っているのか分からないと思いますが、少し分かりやすく言うと、冷えによって筋肉の動きが悪くなってトラブルが出ることを、東洋医学ではこのように表現しています。(他にも解釈があるのですが、ここでは省略します)
また、別の考え方も東洋医学ではあります。それは、五臓六腑に原因があると考える考え方です。
突発的な問題であれば、ココまで考えなくても良いのかもしれませんが、よく寝違えたりするなど、頻繁に起こったり、普通、一週間もあれば治るはずなのに、二週間も治らないなど、回復に長引いたりしている場合には、五臓六腑のどこに問題があるかを考える必要があるかもしれません。
夏バテで寝違えが起こったりするなど、消化器の問題から寝違えが起きやすかったりすることもありますが、寝違えだけでなく、肩こりも起こりやすい場合があったりします。
東洋医学では、首が痛くても、首以外にも問題があるかもしれないと考えることができる理論と治療体系があるので、頻回に問題が出てしまう場合には、鍼灸治療も選択肢に入れてみると良いと思いますよ。