まっちゃん先生のコラム

コラム:背中が痛い

先日の雪はすごかったですね。東京はとにかく雪に弱いですが、池袋周辺は結構はやく雪が解けていました。治療院の前の道路は早くは溶けませんでしたが、池袋駅から治療院にかけての道は、次の日の朝、凍ってはおらず、シャーベット状でした。どうも、駅のそばは地下に地下鉄とか電線とかがたくさんうまっているので、地面の温度が少し高いようです。なので、雪が凍るほどにはならないようですね。池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回は、「背中が痛い」です。

背中が痛いと言っても、いろいろな原因があります。
直接的には、多くは背中の筋肉の緊張が強くて痛みを出していることが多く、その筋肉の緊張を取ることで痛みが軽減したりすることが多いのですが、間接的な原因がある場合があります。

もう少し言うと、対症的には背中の筋肉の話ですが、本質的な原因がある場合があるということです。

例えば、猫背が強くて背中が痛いという人がいますが、胃腸が悪くて猫背になっている人がいます。これは、胃の付近に痛みが出やすかったり、違和感が出やすかったりすると、人間の体は、その痛みが出る所を守ろうとして、その付近の筋肉を緊張させようとします。実際、胃が痛くなると背中を丸くして、胃のあたりを守るような形になりませんか?そうすると、胃の周辺の筋肉が緊張することで、猫背になり、猫背になると前かがみになるので、背中全体の筋肉を常時使って頭が前につんのめってゆかないように支えます。つまり、背中の筋肉も緊張します。結果として、背中が痛くなります。

もし、この状態で背中の筋肉だけ緊張を緩めても、胃の周辺の筋肉の緊張や胃の状態が悪くて胃痛が出やすい状況を変えないと、すぐに背中が痛くなってしまいます。

もし、発症からあまり時間が経っていなければ、背中の緊張はさほど強くないので、胃の痛みを軽減するような治療をすると、背中の痛みまで軽減してしまうことがあります。これが、本質的な原因の治療です。

さまざまな状態があるので、この限りではありませんが、こういう風に考えることも鍼灸治療の特徴かもしれません。

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