まっちゃん先生のコラム

コラム:腕が痛い

今年も一か月が既に過ぎ、そろそろ春がやってくるのでしょうか。立春も過ぎましたし、そろそろ春節も近い(もしかしたら、記事をアップする時には過ぎているかもしれませんが…)ですが、春節以前に立春がある年は、結婚などの物事のスタートは切らない方がイイと、昔聞いたことがあります。あまり気にしなくてもいい話なような気もしますが、ゲンを担ぐ人は覚えておくといいかも知れませんね。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回のコラムは「腕が痛い」です。 肘から手首の間で、痛みや違和感が出る場合ですが、一番多いのは、いわゆるテニス肘です。ずばり、痛みが出ている部位に問題がある場合は、そのまま治療すればいいだけですので、今回は、問題の部位が他にある場合の話をしましょう。

テニス肘で痛みや違和感が出る場所は、肘から手首にかけてで、手のひらを上に向けた時に外側になる方の筋肉です。この部位を専門的には外側上顆というので、テニス肘の病名は外側上顆炎と言います。
痛みや違和感を感じるのに、その部位を押したり、伸ばしたりしても痛みや違和感にあまり変化が見られない時は、その部位の問題は大きくない可能性があります。
それは、炎症をしていれば、押せば痛みが増すのが普通ですし、筋肉の問題は引っ張ると痛みが増すのが普通だからです。

問題のある筋肉とは違った部位に、痛みなどを感じることがあります。これを関連痛と言いますが、四十肩を起こす筋肉の一つに関連痛が外側上顆部分に出るものがあります。テニス肘と思ったら、四十肩だったということは少なくありません。

そして、四十肩は長引くと、本当に治りづらいので、早い段階でストレッチなり、運動なりをしたほうがいいです。普通のストレッチで治りづらければ、少し負荷をかけて動かしてみるといい場合があります。当院ではペットボトルを持って動かしてもらっています。

四十肩もテニス肘も鍼灸では比較的に治療効果はよい方だと思いますが、長引いている問題には、どうしても治療期間が必要になりますので、早めの対処をお勧めします。

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