まっちゃん先生のコラム

コラム:喘息

暖かい日も多くなってきましたね。三寒四温と言う言葉がぴったりな季節になってきましたが、喜温の寒暖差が激しいので、体調の管理には気を付けましょう。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回は、春先にも見られることが多い「喘息」についてです。

いわゆる「喘息」は、東洋医学的には体が「陰性」に傾いている人に出やすいと考えられています。この「陰性に傾いている人」とは、元々の体質で陰性に傾いている人もいますし、過度の疲労からなる人もいますし、飲食でなる人もいます。
体質や疲労は、自分だけではコントロールが難しいことが少なくありませんが、飲食は比較的コントロールしやすかったりしますので、陰性の飲食物を控えて、陽性の飲食物を多く摂るようにすると、思ったよりも症状が変化することがあります。
具体的に陽性の飲食物とは、例えばですが、玄米とか、根菜とか、漬物とか、味噌とかです。陰性の飲食物の代表は、お菓子やケーキや清涼飲料などで砂糖が多く入っているものや、アルコール類などです。
みんなではありませんが、結構変化することが少なくないので、喘息が出るようになったのと、飲食が関係がありそうな心当たりのある方は、ぜひ試してみるとイイですよ。

東洋医学的には、喘息は「肺」「腎」「心」が原因になると考えています。咳の出かたから簡単に分類することが難しいのですが、「肺」が主原因の場合は、いわゆる気管支喘息のことが多く、お通じと症状がリンクすることがあります。実際、鍼灸治療も大腸の治療を中心に考えることが少なくありません。「腎」が主原因の場合は、腰痛を伴っていることがほとんどです。現代医学的に腎機能異常を指摘されている場合もあります。また、加齢性に起こることもあり、その場合、治療にとにかく時間がかかります。「心」が主原因の場合は、入眠困難や精神不安みたいなものを伴うことがあります。ただし、このパターンは私の臨床ではあまり多くないような感じがします。

季節的にも花粉症に併せて喘息が出てしまう人がいますが、元々、喘息持ちでなければ、上記の内容に対しての取り組みや鍼灸治療などをすると、症状が楽になることも少なくないので、治療方法の一つとして、鍼灸治療も考えてみるのも良いかも知れませんよ。

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