まっちゃん先生のコラム

コラム:足の痺れ・麻痺

皆さん、連休は楽しかったでしょうか?連休で旅行に行かれた方も、お家でゆっくりされた方も、お仕事だった方も、天気が少し荒れた日もありましたが、概ねよい気候でしたから、リフレッシュになったのではないでしょうか?
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回は、足の痺れや麻痺についてです。

足に痺れや麻痺がおこる原因はいくつかありますが、大きく分けて神経性の問題か血管性の問題かがあります。これ以外にも、最近は筋膜などの問題も考えられています。
具体的には、腰部の問題では、腰椎ヘルニアや腰椎すべり分離症などが有名です。場合によっては脊椎の手術による後遺症の場合もあります(誤解が無いように書いておきますが、手術が失敗したとか、手術がいけないとかいう話ではありません)。
他にも、足の大きな血管の炎症から痺れや麻痺が起こることもありますし、糖尿病から末梢血管障害を起こして痺れや麻痺が起こることもあります。
また、原因がはっきりしない場合もあります。

突発性の病気や事故を除いて、これらの症状や状態の多くのものは退行性なので、今までの食生活や運動習慣を続けては状況が変化しづらいので、生活習慣の見直しは多くの場合で必要になります。具体的な内容は、人によって違いますので、ある程度の知識を持っている人に指導をしてもらう必要があります。
当院の場合は、東洋医学的に解釈して、食事や運動、必要に応じて漢方薬などのお話をさせてもらっています。

治療は、比較的中長期的に取り組む必要がありますが、鍼灸治療では比較的効果が早期に見えやすいことが多いです。
当院では、脊柱やその周辺の筋肉・神経・循環に関する問題が大きい場合、通常の鍼灸治療以外に、巨鍼(こしん)という鍼を使うことがあります。通常の鍼灸治療より効果が期待できるので、必要に応じて使用します。ただし、どのような治療法や取り組みも、万能というものはありませんので、巨鍼が適応かどうかの判断は必要になります。

退行性に起こる症状は、単純な方法論では、なかなかうまくゆかないことが多いですし、一発逆転のような劇的な症状の改善も起こらないことが少なくありません。現代医学も東洋医学も生活習慣も複合的に取り組んでゆくのが、「急がば回れ」ではないですが、うまくゆくことが多いと思いますよ。

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