まっちゃん先生のコラム

コラム:頭痛

8月は例年なら天津の先生方に挨拶と病院研修に行くのですが、今年はちょっと思う所があって高野山に行こうと計画しています。昔から行ってみたい場所の一つでしたが、東京からは中々遠いので、今まで行く機会がありませんでしたが、今回行ってみようと思っています。
特に何かを見る予定も立てておらず、ゆっくり部屋の中で本でも読もうかと思っています。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は頭痛についてです。
東洋医学、特に鍼灸では、頭痛は、その痛みの部位で分類しています。

頭の前側、つまり前頭部の頭痛は、「陽明経頭痛」とも呼ばれ、「陽明経」という経絡を使って治療します。
頭の横側、つまり側頭部の頭痛は、「少陽経頭痛」とも呼ばれ、「少陽経」という経絡を使って治療します。
以下同様で、後頭部の頭痛は「太陽経頭痛」、頭頂部の頭痛は「厥陰経頭痛」と呼ばれ、それぞれの経絡を使って治療します。

特に臨床的に多いのは、後頭痛である「太陽経頭痛」です。現代医学的に緊張性頭痛と呼ばれるものが多く含まれます。
その治療は、後頭部の筋を緩めることで、その多くが変化することが多いですが、後頭部の筋を緊張させている原因が他に存在することも多く、その治療や、そこを変化させる取り組みを合わせて行わないと、うまくゆかないことも多いです。

つまり、自分で取り組む場合は、後頭部の筋肉を緩めるようにマッサージしたり、ストレッチしたりするだけでは、うまくゆかないことがあり、併せて、全身のストレッチなどを行わないと変化が起きづらいことが多いです。特に、腰痛が元々ある場合、関係していることが多いので、腰や股関節などのストレッチは必須です。

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