すっかり朝夜は寒くなってきましたね。この時期、私は持病の腰痛が悪化するのがお約束で、実は今も結構痛みが強いです。元々、小さい時に交通事故で腰と首を痛めているので、子供のころから腰痛と首の痛みはあるのですが、やはり、寒くなると症状が強くなることが多いです。こういう後遺症的な症状に対しても、どうにか対処方法が無いかと思い、最近は筋トレを始めていましたが、数十年来の症状が1ヶ月そこそこで変わるわけもなく、酷い腰痛が軽くなってきたら、筋トレは再開するつもりです。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。
首の症状については以前も書いたことがありますが、首以外の原因によって起こる首のトラブルで、よく見かけるものを紹介します。
東洋医学的には、大きく分けて3つが良く見られます。
一つは、「腎」が関係するもの。次に「肝」が関係するもの、あとは「心」が関係するものです。
「肝」が関係するものは右側に出ることが多く、「心」が関係するものは左側に出ることが多いです。「腎」に関係するものは左右どちらにもでることが多いようです。ただし、首や腰のトラブルは慢性化すると左右どちらにも出ることが多いので、実際は東洋医学的に診断をして考えてゆきます。
東洋医学的な診断にはいろいろなものがありますが、私が慢性化している問題によく使うのは「目」に現れる所見から判断する診断方法です。
黒目の部分は虹彩と言い、白目の部分はスクレラと私は言っていますが、共に以前に起こった身体の変化を反映しているので、他の診断方法と併せて使っています。
鍼灸治療では、「首」の治療に併せて、「腎」や「肝」や「心」などの診断した結果の臓腑に対して治療をしてゆきます。
東洋医学では、このように原因となっているかもしれない臓腑を判断して治療することが大事で、これを「本治」と呼んでいます。根本治療と言いますか、原因治療と言いますか、あくまでも東洋医学的な解釈においてではありますが、症状を出す原因が重要だと考えて治療しています。