まっちゃん先生のコラム

コラム:左側の背中の痛み

今年の冬は比較的暖かいですが、この記事を書いている一日前から本格的に冬っぽくなってきたようです。寒くなると「鍋」って感じですが、私はあんこう鍋が好きです。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

背中の痛みには東洋医学的にはいくつかの原因を考えますが、左側の背中の場合、「脾」の問題であることが多いです。現代医学っぽく表現するなら、脾臓や膵臓が関連が深いです。
東洋医学では「脾」は、消化器の問題であることが多いので、鍼灸では「脾」や「肝」に対して治療することが多いです。併せて飲食には気を付けてもらわないと上手くゆかないことが多いようです。
稀に「血」の問題のこともあります。この場合は、ちょっと治療が一筋縄ではいかないことが多いのですが、症状としては出血傾向だったり、顔に吹き出物がたくさん出るようになったりすることが多いようです。この場合は、現代医学的にもちゃんとチェックした方がよいと思います。

鍼灸治療では、左側の背中の痛い所にも治療をしますが、併せて臓腑や経絡を使って治療をしてゆきます。背中の局所的な問題だけであれば、筋膜リリースでも、ストレッチでも解消するはずですが、他にも原因があった場合、問題が長期化することが多いようです。その場合は、現代医学的でも、東洋医学的でもよいのですが、考えられる原因を探って、それに対しても治療を行ってゆくことが必要です。

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