まっちゃん先生のコラム

コラム:右腕や手がしびれる

すっかり年末になってきました。私は未だに年末感がありませんが(笑)、そろそろ年賀状も作らなくてはいけないので、そうも言っていられなくなってきました。昨年の年末と今年の年始は、風邪が悪化して年末年始を通して、ずっと寝込んでいたので、今年は体調に気を付けながら過ごしています。特に、今年は良く原因のわからない急性胃腸炎が流行っているようなので、体調管理には十分に注意しています。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

右腕や手がしびれるのは、現代医学的には頚椎(首の骨)から出ている腕に行く神経に問題があるということになります。頚椎やその周辺の組織が直接的には原因の一つであることは間違いありませんが、他のも頚部へ悪影響を及ぼしてします原因があった場合、頚部だけの治療では症状がうまく変化しづらいことがあります。

頸部の右側に出る問題は、東洋医学的に「肝」が問題を起こしていることが多いです。また頚部の問題は「腎」も関与することが多く、鍼灸で取り組む場合、この「肝」や「腎」に対しても、頚部への取り組み以外に、施術をしてゆくことが多いです。

東洋医学的にも現代医学的にも「肝」(肝臓)は飲食物や疲労の影響を受けるので、年末の飲み会が続き、かつ、疲労も酷い場合などに症状が悪化したりすることがあります。

当院ではこういう場合は「巨鍼(こしん)」という鍼を使うことが多いです。脊柱やその周辺組織に直接的な原因がある場合、巨鍼はとてもよい治療効果を出すことが多いからですが、適応があるので状況をみながら使用してゆくことになります。

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