最近、私の周囲では職場の人事異動や引っ越しの人が多いです。それに合わせて送別会もいくつか参加したり、これからあったりします。その席で歌を歌うことになることが多いのですが、元々私は邦楽をほとんど聞かないので、いつも困ります。元気に送り出してあげたい気持ちは強いですが、歌は……。ということで、最近は、コブクロとかバックナンバーとか聴いています。こういう事でもないと、聴かないので、ちょっと新鮮です。。 池袋のほうしょう鍼灸治療院です。
今回は「右わき腹や右背中の違和感や痛み」についてです。
この部分に違和感や痛みを感じている人は結構多いのですが、主訴として鍼灸にいらっしゃる方は、非常に少ないです。
この部位は、現代医学的には内部に肝臓があります。肝臓は「物言わぬ臓器」などと言われることもありますが、負担が強くかかり、また、その期間が長いと、さすがに痛みや違和感を出すようです。実際に本当に肝臓に問題があるかどうかは、現代医学的に検査をする必要がありますが、東洋医学的なチェックで「肝」に変調が見られるとき、右わき腹を叩くと痛みを感じる人が多いです。
東洋医学的に「肝」に変調が出ていると、「筋」や「目」に症状が出ることが多く、全身の「臓腑」や「経絡」に影響してしまいます(これを東洋医学では「肝は疏泄をつかさどる」と表現されています)。また、現代医学的に考えても肝臓の機能低下は、様々な症状を出す可能性がありますし、症状や病気の回復を遅くしてしまう可能性もあります。
これらのことを踏まえて、体調管理として鍼灸を使ったり、慢性疾患や退行性疾患を持っている方に鍼灸をする場合は、「肝」の状態をチェックして、必要に応じて施術してゆきます。
「巨鍼(こしん)」という鍼が、「肝」の変調には効果がとても良いので、「巨鍼」が使用できる方は、定期的に施術に取り入れています。ただ、鍼が得意ではない人は、この鍼は使うのが難しいので、だれにでも使っているわけではありません。適応や鍼に対する慣れをみて、ご相談しながら使ってゆくことになります。