まっちゃん先生のコラム

コラム:左側の腰痛

春節も立春も過ぎ、暦の上では春になりかかっている訳ですが、気温的にはまだまだ寒い日が続いていますので、冬続行と言う感じですが、花粉症も数日前から見られるようになり、春の感じが出てきましたね。
私も元々鼻炎持ちなので、季節の変わり目に鼻炎が出やすいですが、ちょっと飲食が乱れると、すぐに鼻水か鼻づまりが起こります。ちなみに、記事を書いている今日は2月14日なので、チョコレートを久々に食べましたが、鼻づまりになりました……
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回は「左側の腰痛」についてです。
今までも腰痛に関するコラムは何回か書いていますので、重複する部分があるかと思いますが、ご了承下さい。

左側の腰痛は、左にある臓器の問題が現れることが多いです。つまり、左腎臓か下行結腸(大腸の一部)です。これらの臓器が現代医学的に異常があるという意味ではなく、私の解釈は、何がしかの変化がその付近の筋肉に影響を及ぼして腰痛を起こすことがあるという感じです。
実際、左腎臓や下行結腸を腹部から圧迫すると、痛みを訴える方は少なくないです(繰り返しになりますが、だからと言って、現代医学的に問題が必ずあるわけではありません。現代医学的な診断は病院などで受ける必要があります)。

鍼灸での取り組みは、まず左腰部の筋群を緩めたり、関係ある筋群に対して鍼灸を用いて施術してゆきます。併せて、「経絡」という概念から、「腎」や「大腸」に対して施術をしてゆきます。
左側の腰痛が変化していれば、この部分だけを見れば良い事になりますが、もし、東洋医学的に「腎」や「大腸」にも問題があると判断した場合は、その部分も変化しているかどうかをチェックしてゆきます。
前出の腹部を圧迫してみて、痛みの有無をチェックする方法もありますが、東洋医学では「脈」や関連した症状の変化などからもチェックしてゆきます。このように、腰痛が起こった原因を東洋医学的に探って治療することを「本治」と呼んでいますが、原因を探って、その原因に対しても処置をしてゆくことです。これは、現代医学でも同じことですが、背景にある理論に違いがあるので、その取り組みや表現方法に少し違いが出ることがあります。

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