まっちゃん先生のコラム

コラム:皮膚にできるシミ

梅雨の真っ最中ですが、この原稿を書いている今日は、梅雨の中休みとでも言いましょうか、天気は良くて外は結構暑くなっているみたいですね。
先日、タクシーに乗ったら運転手さんと焼酎の話になり、その運転手さんは長崎の出身だったのですが、わかめ焼酎というのと、じゃがいも焼酎というのが美味しいと教えてもらいました。銘柄も教えてもらったので今度飲んでみようと思いますが、いったいどんな味がするのか、ちょっと楽しみです。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回はシミについてです。
シミはいわゆる皮膚に起こる色素沈着の一つですが、身体の代謝が落ちると起きやすくなるよう様です。年を重ねると出やすくなるのは、代謝が落ちることが原因の一つでしょう。
東洋医学的には、皮膚に起こる問題はまず「肺」の関係が深いと考えています。しかし、「肺」は「気をつかさどる」とされていて、「気」の変化から起こる皮膚の色の変化は、比較的軽度であると考えられているため、いわゆるシミとは少し違います。シミのような皮膚の色の変化は「血」の変化から起こるとされていて、「肝」は「血を蔵する」とされていることから、シミは「肝」と関係が深いと考えられています。
また、加齢性に起こる問題は「腎」が関係することが多いとされ、また代謝、つまり血行が関係する問題は「心」が関係することが多いと考えられています。

実際、シミの部分に鍼をすると、シミが薄くなることが多いので、鍼灸臨床ではシミの部分に鍼を比較的頻繁に行っておくとよいことが多いです。それに合わせて、上述したような「臓腑」の変調があれば、その部分に対しても対処してゆくのが良いです。
シミやしわに対する鍼は、直接的に行うことで一定の効果がみられると思いますが、私の印象では無くなるというよりも、薄くなるという印象が強く、また、日々のケアも当然大事ですので、日々のケアに併せて鍼灸も定期的に取りいれるのが理想的だと思います。

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