まっちゃん先生のコラム

コラム:夏場の蕁麻疹

前回のコラムから時間が経ってしまいましたが、皆さま元気でしょうか?
相変わらず、新型コロナは猛威を振るっていますが、この暑さでマスク熱中症が多発している気がします。

屋外では周囲の状況を見ながら、マスクを脱着しましょう。新型コロナに感染するのも怖いですが、熱中症も十分危ない病気ですので、注意しましょう。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

さて、今回は夏場の蕁麻疹についてです。
蕁麻疹と言いますか、夏場の発疹についてです。
夏場は本来、陽盛の季節で、陰性の食べ物を摂ってバランスをとるのですが、現代では陰性の飲食物を多く摂り過ぎて体が陰性に傾きすぎたり、運動不足などから体の陽性が弱いなどから、身体が陰性に傾いて、皮膚に発疹がでたり、痒みが出たりすることがあります。

現代医学っぽく考えるなら、カリウム過多によるものと想像できますが、それだけで発疹が起こるとも考えづらいので、現代医学による説明は少し難しいように感じます。
東洋医学的に、陰性に傾き過ぎて発疹や蕁麻疹が起こるなら、陽性に傾けるように飲食物を摂るか、陰性に傾く飲食物をやめればいいことになるので、具体的には、昔ながらの梅干しや、みそ汁などを摂ることで陽性に傾けるか、生の夏野菜や、果物や、甘いものをやめれば、理論上では軽減してゆくことになります。
現実には、これだけではうまく収まらないこともありますが、少なからず、上記の方針で軽減してゆく人はいますので、試してみるといいでしょう。

鍼灸では、「腎」の問題であることが多いのですが、飲食物の影響がものすごく出るので、食事の見直しは絶対です。

たまに、代謝が悪くて熱がこもり気味になって発疹や蕁麻疹が起こることがありますが、これは、代謝を上げればいいので運動して汗をかいたりするのが基本です。半身浴をしたり、冷水と温水に交互にあたる方法もありますが、どれも体力が落ちている人には使えませんので、その場合は、漢方や鍼灸、もしくは食養生で体力の回復を待ってから取り組んでゆくといいでしょう。

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