まっちゃん先生のコラム

コラム:腰痛によくみられる関連痛

記事を書いている今日は9月9日で、重陽の節句ですね。私も馴染みが無いですが(笑)、5節句の一つですね。節句には、3月3日のちらし寿司とか、5月5日の柏餅などのように、その時に食べるとイイと言われているものがありますが、重陽の節句では栗ごはんを食べると良いそうです。また、この日にナスを食べると中風にならないとも言われるそうです。
ほうしょう鍼灸治療院の松田です。

さて、今回は腰痛の時によくみられる関連症状について少し触れようと思います。
腰が悪い人が、膝裏が突っ張って痛くなったり、青竹踏みをすると激痛だったりします。これは、東洋医学的には、腰部の「経絡」の動きが悪くなったものが、同じ「経絡」の別の部位に影響して、「経絡」の流れが悪くなった結果として起こっていると考えています。
「経絡」の変化は逆方向にも起こるとされているので、腰部の「経絡」の変化が、膝裏や足底に出るように、膝裏や足底の「経絡」の流れをよくするように変化させると、腰部の「経絡」も流れが良くなるように変化しやすいと考えています。
つまり、腰痛の影響で膝裏や足底が痛くなっている場合、膝裏や足底の痛みを取るようにしてあげると、腰部の痛みも軽減するかもしれないと言うことです。

少し専門的に言うと、腰部は足太陽膀胱経が走行しています。膀胱経は膝窩を通過して小趾へ向かいますので、膝窩や足底外方で腰痛が軽減する可能性があると言うことです。また、足底は腎経が走行しますが、腰部は深部に腎経が走行するので、青竹踏みが腰痛を軽減する可能性があると言えます。

腰痛の自覚があまりなくても、ストレッチして膝裏が痛い場合は、ストレッチを少しマメにやった方がいいですし、足つぼマットみたいなものに乗ったときに、思ったより痛かったときは、腰痛になりかけているかもしれないので、しばらくの間は足裏をほぐしてみたりするのが良いと思いますよ。

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