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コラム:むち打ち

この数日、本格的に冬っぽくなってきましたね。
新型コロナは、ちょっとマズイことになってきましたが、私たち一般人ができることは、今まで通りにマスクをすることだったり、手洗いうがいをすることだったりするので、多少の気の緩みがあるのは、クリスマスも近いですし、致し方が無い部分もあると思いますが、やることはちゃんとやるようにしましょう。
池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回は、むち打ちについて紹介してゆきます。
むち打ちは、通常、外傷性に起こるもので、頸椎という首の骨が捻挫を起こしていることが多いです。この場合、捻挫の程度によって回復に差が出ますが、受傷から日数が経っている場合は、首だけ触っても、なかなかうまくゆかないことが多いです。

むち打ちは、外傷性であっても、治療がなかなかうまくゆかないこともあります。これは、他の要因が重なってしまって、回復の足を引っ張っている時です。

首のトラブルは、東洋医学的には「腎」や「肝」で起こっていることが多く、「胃」や「心」から来ていることも少なくないです。
元々、多少の不調があっても問題が顕在化していなかった場合、むち打ちをきっかけに、首の痛みとして他の問題まで顕在化してしまい、結果として症状の軽減に時間がかかってしまうことがあります。逆に、このような問題がなく、単純に首だけのむち打ちなら、あっさり治ることが普通です。

ちょっと東洋医学的に難しく言うと、病気が治らないのは、臓腑が過剰に機能してしまっているか、機能不足が起こっている。もしくは、経絡の流れが悪い。もしくは、バランスが悪い。のどれかとされています。専門用語で言うなら「正虚邪実」か「経絡阻滞」か「陰陽不和」ということになります。
外傷性のむち打ちの場合、外傷性に気の流れが悪くなってしまい「経絡阻滞」と言われる状態になったものですが、これだけの原因なら、そんなに長引くような問題にならないことが多いです。しかし、他の問題、ここでいう所の「正虚邪実」や「陰陽不和」が元々あったりすると、そちらも、むち打ちを引き金に調子が悪くなって、そこの治療も取り組まないといけないので、長引いてしまうことがあります。

別に、むち打ちに限った話ではないのですが、最近は皆さんスマホをとても使うので、首や肩の問題は思ったよりも長引くことが多いので、もし、症状がなかなか治らなかったりした場合は、一度、身体全体を診れる人にチェックした貰った方がイイと思います。