まっちゃん先生のコラム

コラム:足の関節の問題

そろそろ夏も本番が近づいてきた感じですが、今年は旧暦的には夏が長い年なので、夏バテや夏風邪や熱中症には十分に気を付けた方が良いですね。池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

鍼灸では、捻挫でも、古いケガの後遺症でも、原因が分からないけど痛みが出てくる場合でも、どの関節の、どの部分が痛いかで治療することができます。

例えば、膝が痛くなりやすい時、膝関節は「金」に属すると考えます。ですので、「金」に関係する経絡やツボに治療をしてゆきます。更に、「金」は「木」と関連が深いので、「木」に関係する経絡やツボにも治療をしてゆきます。
また、膝関節の前側が痛い場合、足陽明胃経が走行するので、この経絡や属するツボに治療をしてゆきます。

ちょっと理論的過ぎて分かりづらいですが、現代医学的な状況把握だけではなく、このように東洋医学的にも状況を把握して、診断・治療してゆきます。ちゃんと東洋の「医学」として、学問的に診断・治療もするのが、民間療法ではなく、医学としての優位点だと考えています。

臨床的には、足の関節の問題は腰に起因することが多いです。あと、筋力不足や脱力不足、つまり運動が足りないことが多いようです。
足は毎日使うものです。腰を含めた下半身は年齢と共に、何もしなければどんどん衰えてゆきます。どんなに痛み止めを使っても、湿布を貼っても、鍼灸治療をしても、最終的には適度な運動と休息を併せて行わなければ、慢性的な問題に対しては上手く対処できないことが多いです。

日々の心がけで、少しは予防になりますので、治療も大事ですが、自分での取り組みも大事にしましょう。

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