このコラムを書いている今日は、涼しい感じのそよ風が吹く気持ちのよい天気です。
こんな日には、ボーっとしていたいところですが、なかなかそうもいかないですよね(笑)。
先日、「孤独のグルメ」という番組を見ていたら美味しそうなご飯のお供が出てきました。
「青唐味噌にんにく」です。
辛いのが苦手な人には、ちょっと辛いかも知れませんが、これからの季節に持って来いな一品です。ご飯もすすむし、発汗して体温を下げる青唐辛子、体温を下げ過ぎずに夏バテを防止する味噌、疲労回復や強壮作用があると言われるにんにく。まさに夏向きですよね。興味がある方は是非ご賞味ください。
池袋・目白のほうしょう(蓬松)鍼灸治療院の松田です。
今回のコラムは、どんな時に鍼灸を選んでもらったらよいか?という話です。
皆さんの認識では、
「肩こり腰痛には鍼灸治療」
「昨日、仕事で重たいものを持って随分と移動したので今日は筋肉痛だよ。」みたいな状況の時って、普通、2・3日もすれば筋肉痛は治りますよね?身体は使いすぎれば疲労が出ますし、筋肉痛やだるさのような症状が出るのが普通です。そして、数日後に回復するのが普通です。
と言うことは、治らない肩こり腰痛は、
1>自分の許容量を超えて肩や腰を使っている
2>肩こり腰痛と思っているけど別に原因がある
3>自分の回復力が落ちていて回復できない
のどれかの可能性が高いとは思いませんか?
そしてこれは、肩こり腰痛に限らずいろいろな症状に対しても同じように言える話です。
鍼灸治療では、これら全ての原因と考えられるものに対して東洋医学的に診断して治療に臨みます。
1>の許容量を超えてしまっているときは、ずばり回復を早めるために肩や腰に直接治療を施すことが多いです。
2>別に悪さをしている原因があるかどうかを東洋医学的に探して治療にあたります。
3>東洋医学的に回復力を妨げている原因を探って回復力を高めるように治療にあたります。
つまり、「肩こり腰痛に鍼灸治療」はその通りなのですが、どのように考えて「肩こり腰痛」の治療に臨んでいるかということを知って頂けると、実は多くの症状にもこの考えが当てはまり、
いろいろな症状に対応できる可能性があるということがお分かりいただけるでしょうか。
とは言え、鍼灸治療を受けるべきタイミングかどうか、分かりづらいのは否めないですよね(苦笑)。
1> スッキリしない
2> 動きが悪い
3> バランスが崩れている
4> 回復力が落ちている
これら四つのうち一つでも当てはまるなら鍼灸治療がおススメです。
身体の状態と症状によって、数回の治療で改善傾向が出るときと、治療を積み重ねないと改善傾向が出てこない場合がありますが、ざっくり言うと、こんな感じの自覚があったら、とっても鍼灸治療はおススメです。
「何だか的を得ない話だし、そんなこと言ったら、みんな当てはまるんじゃないの?」
と、思いませんでした?私が東洋医学を知らなければ、間違いなく思います(笑)。
そうなんです。逆に言うと、的を得ない症状の時には鍼灸治療が向いていることが多いんです。
実際には一見的を得ていないようないくつかの症状でも、現代医学的に十分な検査が必要なこともありますし、現代医学的な治療を最優先にする必要があることもあります。
どのような症状でも、この四つのうち一つでも当てはまるなら、鍼灸治療を治療方法の一つに入れて頂いて、検討して頂けると嬉しいと思います。