03-5954-6460
ネットでのご予約

おわりに

東洋医学という選択肢

現代医学も東洋医学も上手く使えたらいい

 ALSやMND、CVD、CIDPなど現代医学での治療方法がパッとしないから東洋医学を使う・・・ではなく、本当は、どんな病気や症状でも、両方を上手く使ってもらいたいんです。
 どちらの医学が優れているとかいないとか、古いとか新しいとか、そう言う話じゃないんです。
 どちらの医学も使い手が悪ければ上手く使えないし、使い手が良ければ上手に使いこなすと思うんです。先入観で決めつけるには、もったいなさすぎます。
 それぞれに医学に得意なことも、不得意なこともあります。ある事柄だけを取り上げて、上手く出来る方が優れていて、出来なかった方はダメという考え方は、あまりにも短絡的すぎます。

簡単な話では無いかも知れないが考えてもらいたい

 現代医学が主流の現代で、東洋医学を取り入れろと言うのは、もしかしたら、とても難しい話なのかもしれません。
 現代を生きている私達には、東洋医学や東洋哲学は馴染みが薄いです。でも、現代医学が進めば進むほど、東洋医学的な理論や治療が、より必要になると私は思っています。
 現代医学と東洋医学は、その考え方が真逆と言っていいほど違いがあります。現代医学は、その原因や機序を細胞や遺伝子といった、体を構成している最小単位に求めています。それに対して東洋医学は、その原因や機序を体全体のバランスや季節との関係、はたまた宇宙との関係まで広げて、人が関わっていると思われる最大要素に求めています。
 その理論背景が真逆だからこそ、不足を補い合えるのではないかと思うのです。この拙い文章を読んだのをきっかけに、少しでも東洋医学と現代医学、はたまた鍼灸治療を上手く取り入れて生活に、治療に生かしてもらえたら幸いです。